耐用年数というのは

耐用年数というのは

安いものは工事的にも安いものにしかならないというのは、塗り替え以外のものを例にとってみても分かるが、怖い事にあなたにはそれが安い工事かどうかがわからない

。後で判明した時には遅い。表示の耐用年数より半分以下になってしまったというのも、まったく言いすぎにならず、しかも耐用年数は保証年数ではない。

長期の耐用年数を表示していても

耐用年数というのは、塗料メーカーが目安として出しているが、どんな高価な塗料を塗って、長期の耐用年数を表示していても、必ずしも得られる年数ではなく、あくまでも正しい塗り方をしたときに得られる年数である。

また、耐用年数といっても、だいたいの場合、業者に「ヒビがある」、「ツヤがない」と言われ、それが発端で考え始める人も多く、それは屋根から雨漏りして、すぐにやらなければいけないという状況でもないため、どの時期から塗らなければいけないというラインは、あいまいで決まりがない。

そのため十年〜十七年というように、いかにも商品力が優れているような、耐用年数に対して、かなりの幅を持たせる目安もある。

そこで保証を重要視する人もいるが、たとえ壁の保障が八年ついていたとしても、カビや藻も汚れも外観上の問題で塗料の寿命とも言いがたいので、保証の対象にならない上、期間中に保証対象のサインはまず出てこないし、その前にわからない。