まったく意味が違う安いと低い
高いと感じたこと
私がある日美容室に行った。いつもは床屋に行き、三千八百円でカットしてもらうのだが、家の近くでカット九百八十円の看板を見つけたので行ってみた。
いつもの床屋での内容はカット、シャンプー、リンス、顔の産毛とヒゲそり、軽いマッサージ、整髪ローション、セットをしてもらう。
時間にして最低一時間はかかる。
一方、カット九百八十円の美容室は途中鏡を見せられ「こんな感じでいいですか?」と言われるが、安いので注文もつけづらい。
カットとドライのみで十分ほどで完了。正直「えっ、終わり?」という感じだった。
始めは安いと思って行ってみたが、九百八十円は安いのではなく、九百八十円分の仕事でそれが当然の価格だったのだ。
要は価格とサービスがバランスをとって比例している。いわゆる薄利多売ということ。
これは一般的な値段より低価格ではあるけれど、いわゆる安いとは別物。
私自身いつものサービス、髪型が慣れてしまっているせいなのか、逆に十分ほどで終わる九百八十円の仕事に対し高いと感じてしまった。
安いといわれるものには必ず理由がある
ボランティアで無い限り、安いといわれるものには必ず理由があり、これは塗り替えに当てはめた場合でも当然同じで、宣伝で安いと言ってもそこにはあなたが知ることの出来ない理由が確実に存在する。
家電にしても大型電気店は仕入れ値をトコトン安く、薄利多売によって消費者に安く売っているが、決して安くするために冷蔵庫の取っ手を外して売っているわけではない。しかし塗り替えにはこれが存在してしまう。
チラシなどで安い塗り替えをよく目にする。
しかも、良い塗料で結構安い。「工事した人は知らぬが仏」といつも思ってしまうのだが、更には社会問題化しているリフォームのトラブルを注意しているものまである。
価格を見れば私だけでなくとも、満足行くような塗り替えが出来るか出来ないかは既にわかっている。